小食だったわたしがなぜ暴飲暴食をしてしまったのか?!ストレスと心・身体の複雑な関係

わたしは昔低体重で虚弱体質だったのですが出産子育てを経て仕事のストレスで体調不良になりそこからパニック障害になりました。薬の副作用でどうしても食欲が止まらず本当に思いだしたらびっくりするくらい常に何かを食べていないと気が済まないような感じでした。

出産後は若かったのもあってすぐに体重は元に戻ったのにもかかわらずそのパニック障害で外に出られず家で寝ているしかなくその他は食べているという生活をしていたため出産前とは20㎏くらい体重がふえてしまいました😶
あんなに小食だったわたしがなぜ暴飲暴食をしてしまったのか?ストレスとの関係とパニック障害との関係についてわかりやすくまとめてみました!

インフォグラフィック:なぜ小食の人が暴飲暴食に?

なぜ?小食だった私が、暴飲暴食をしてしまうのか

ストレス・心・身体の複雑な関係を解き明かす

過食を引き起こす「負のサイクル」

小食から過食への変化は、単一の原因ではなく、心理的、生理的、神経学的な要因が複雑に絡み合って「負のサイクル」を形成することで起こります。

🧠

心理的要因

ストレス、トラウマ、極端なダイエット

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生理的・神経的変化

ホルモンバランスの乱れ、脳の報酬系の機能不全

🍽️

過食行動

一時的な解放感と、その後の罪悪感

このサイクルが繰り返されることで、過食行動が定着・悪化していきます。

最大の引き金:ストレスとホルモンの乱れ

ストレスを感じると、体は食欲をコントロールするホルモンや神経伝達物質のバランスを崩します。特に高カロリーな食品への欲求が高まり、満足感を得にくくなります。

胃は本当に「大きく」なるの?

「食べ過ぎで胃が大きくなる」という感覚は、物理的なサイズ変化ではなく、主に「満腹」を感じる脳の機能が変化するためです。胃の機能は回復可能です。

生理的拡張 vs 病的拡張

通常の食事による伸縮と、病的な状態は全く異なります。

  • 正常: 食後に一時的に広がり、消化すれば元に戻る。
  • 病的: 胃の排出障害による異常な拡張。医療介入が必要。

胃の機能は、食事量をコントロールすることで2〜3週間で回復し始めると言われています。

心と身体をつなぐ「自律神経」の乱れ

ストレスは自律神経のバランスを崩します。消化を担う「副交感神経」の働きが弱まり、心身を緊張させる「交感神経」が優位になることで、消化不良やさらなる過食を引き起こします。

隠れた関連:過食とパニック障害

過食とパニック障害は、脳内の「セロトニン」機能不全という共通の神経生物学的基盤を持つことがあり、同時に発症(併存)することが少なくありません。

過食

(衝動の抑制困難)

共通の要因

セロトニン機能不全
抑制制御の障害

パニック障害

(恐怖反応の抑制困難)

回復へのロードマップ

回復は多角的なアプローチが必要です。焦らず、一つずつ取り組むことが大切です。

① ストレス管理 & 心理的サポート

リラクゼーション、趣味、専門家によるカウンセリング(CBT等)で根本原因に対処します。

② 食生活の改善

バランスの取れた食事、マインドフルな食事(ゆっくり食べる)を心がけ、身体に必要な栄養を届けます。

③ 生活習慣の見直し

質の良い睡眠、適度な運動を取り入れ、自律神経のバランスを整えます。

④ 医療的介入

必要に応じて、SSRIなどの薬物療法や、消化器系の症状に対する治療を専門医と相談します。

回復にかかる期間の目安

50-60%

適切な治療による1年以内の寛解率

70%以上

5-10年の長期治療による回復率

3-6ヶ月

腸内環境が安定するまでの期間

【重要】免責事項

このインフォグラフィックは、情報提供を目的としており、医学的な診断や治療に代わるものではありません。記載されている内容に心当たりがある場合や、ご自身の食行動に悩んでいる場合は、自己判断せず、必ず医師、公認心理師、管理栄養士などの専門家にご相談ください。